2009年8月14日金曜日

ボトックス注射のボツリヌス菌は大丈夫か

最近は、美容整形にボトックス注射を用いるエステやサロンが増えています。ボトックスはボツリヌス菌を原料に作る薬品です。ボツリヌス菌は毒素を産出する嫌気性桿菌で、有害な菌として有名ですから、不安を感じる人もいるかもしれません。腸詰菌とも呼ばれるボツリヌス菌は、食中毒を引き起こす原因菌です。ボツリヌス菌から作られるボトックスは、シワ治療などの美容整形に使われるだけでなく、けいれんや顔の麻痺の治療に医薬品として重宝されています。ボトックスは人体に対して安全性が確認されており、有害な影響がないことが知られています。ボトックス注射にボツリヌス菌自体が入っているわけではなく、ボツリヌス菌毒素から抽出した成分を使用しているのがボトックスなのです。食中毒の原因となる最近がボツリヌス菌で、菌に侵された食べ物は食中毒の元となります。ボツリヌス菌は生焼けの肉などに含まれることもあります。熱への抵抗力は弱いため、加熱した食品でボツリヌス中毒は発生しません。わずかの量でも体内に入れば致死量になるほど毒素の強いボツリヌス菌は、生物兵器の使用が懸念されるほど危険な物質です。食生活の上で非常に危険な物質がボツリヌス菌といえるでしょう。ボトックスはボツリヌス菌とは違い、正しい使い方を守っている限りにおいて人体への危険性はありません。ボトックスは、筋肉を麻痺させるという特長がある美容成分です。

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