2009年7月25日土曜日

日焼け止めクリームと紫外線

日焼け止めクリームは、普通女性は5月くらいから化粧の下地用として使用します。日焼け止めクリームを使用するのは夏だけでなく、初夏前から紫外線に気をつけるというのが常識となりつつあるからです。日焼け止めクリームを利用するときは、紫外線の量を大いに考える必要があります。皮膚のしくみから簡単に解説しますと、皮膚は体の一番外側にある臓器であり、皮膚の表面から深部に向かって表皮、真皮、皮下組織の3層から形成されています。表皮は、皮膚の組織の中では、体の内側を紫外線や化学物質といった有害なものから守る役目をしています。表皮が形成されているのは角質層、顆粒層、有蕀層、基底層の4つの層で、表皮細胞がその基底層から作られます。そうやって生まれた表皮細胞は有蕀層、顆粒層、角質層を経て、角質層まで押し上げられた後あかとしてはがれます。この肌の新陳代謝がターンオーバーで、このしくみで皮膚は28日サイクルで新しくなっていくのです。基底細胞の中にはメラノサイトが点々と存在しており、それがメラニン色素を作り出して、日焼けへとつながっているわけです。日焼けの原因となっているメラニン色素も実は、紫外線から皮膚細胞が破壊されることを防ぐというけっこう大事な働きをしています。しかし、紫外線による日焼けは皮膚にダメージを与えますので、日焼け止めクリームによって日焼けをしないようケアすることにより、肌老化、シミ、シワやたるみの防止をしたいものです。美しく健康的な肌を維持していくためにも、日焼け止めクリームを使って肌を紫外線から守るようにすることが大切です。

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