2009年11月25日水曜日

多汗症の定義と原因

人は体温調整や緊張時に汗をかきますが、汗の分泌量が異常に多い状態が多汗症です。多汗症であるかないかの境界線はあいまいですが、一般的には気温や運動等とは関係なく汗をかくことを指すと考えて良いでしょう。他の病気の影響で多汗症になる場合と、精神的な理由で発汗量が増えて多汗症になる場合とが考えられます。体内の代謝機能や自律神経機能の健康が損なわれている場合、全身の発汗症状という形で多汗症に似た状態になることがあります。あるいは、服用している薬の副作用が要因となる場合もあります。汗をかくだけでなく身体機能にも何らかの問題を感じているならば、一度は病院に行ってみましょう。多汗症の治療により深刻な病気に待ったをかけられたらこの上なく幸いですよね。環境の大きな変化や緊張感を強いる状態の連続により、精神的なものが原因で多汗症になることがありますが、この時は手のひらや足などに主に汗をかきます。多汗症を気にする余り、更なるストレスを作り出し、悪循環に陥ってしまう可能性があるようです。多汗症の心当たりがある方は専門家に心の治療を乞うのも大切です。難しく考え込まず、たくさん汗をかいて困っているのでどうすればいいか、といった助言を受けるくらいのつもりで行ってもいいでしょう。多汗症の治療には、まず本人の自己理解が不可欠です。ぜひ一度ご自身と鑑みてください。

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