2009年10月19日月曜日

毛穴のしくみ

生物の皮膚にある小さい穴を、毛穴と呼んでいます。そんな穴から毛が生えるために、毛穴と呼ばれるのです。毛穴には、皮脂を分泌する役目もあります。皮脂は、人の皮膚の表面を覆って水分が失われないようにするという働きもします。水分を保つ皮脂も、毛穴にたまったまま放置されると、それは角栓となって毛穴をふさぐため、その働きを鈍らせるのです。顔の肌は薄いためにいったん毛穴が開いてしまうと、特に毛穴ばかりが目立つようになります。夏場の汗を多くかく季節になると、皮脂の分泌量は多くなってきます。いつもは引き締まっている毛穴も、そういう時期は徐々に開くのです。冬になって寒くなると、開いていた毛穴はまた引き締まります。これが繰り返されるうちに、毛穴は常時開いたままの状態になり、そのまま元に戻らない場合もあるのです。毛穴が開くのには、年齢にも関係があります。歳を重ねるにつれ、コラーゲンが減少するため、皮膚が緩んで毛穴が開いて見えるようになるのです。

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