2009年10月13日火曜日

眼瞼下垂のまぶた治療について

たるみの原因には、眼瞼下垂というまぶたを引っ張り上げる筋肉が細く弱くなるものがあります。この場合、切開法は効果がありません。脂肪が原因ではないためです。形成外科や眼科でも、眼瞼下垂手術は行われています。この手術には保険を使うことが可能です。たるみの原因が眼瞼下垂及び脂肪の人もおり、そのような時眼瞼下垂手術と切開式は併用されます。眼瞼下垂は生まれつき筋肉や神経に原因でたるみが出る先天性と、加齢や目を酷使する行為、パソコンの長時間使用などによる筋肉や皮膚の弛緩によってたるみが出る後天性があります。眼瞼下垂の原因が後天性の人に対する手術は、これまでは挙筋短縮法という眼瞼挙筋を一部切除して全体を縮めるという手法が用いられてきました。直接筋肉を縮めるので重度の眼瞼下垂に対しても有効に作用します。しかし、交感神経と非常に関わりの深いミューラー筋を傷つける可能性があります。そのため、まぶたの筋肉に問題がなければ、挙筋前転法が有効な治療方法です。筋肉を切除せずに処置できることが利点で、挙筋腱膜と瞼板を調整しながら固定し直すというものです。どの医療機関でも可能というわけではないのがネックで、手術には経験値や技術力が必要とされていますが、後天的な要因で眼瞼下垂になった人には有用です。挙筋短縮法という方法は多くのクリニックで導入されていますが、実際に正しい術式で治療されているとは限らないので注意が必要です。

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